なぜ複数のFX口座が必要なのか?
FX利用者のほとんどの人が、複数のFX口座を所持しています。
その割合たるや、7割近くにのぼると言われています。
たとえば、銀行口座は、自分の目的に応じて複数使い分けることがあると思います。
FX口座というのは、銀行の口座を持っているものとあまり変わりないのです。
それを考えると複数口座を開設することに違和感は生じないでしょう。
ですがおそらく、ここで次の疑問が生まれるでしょう。
- なぜ複数の口座を開設する必要があるのか?
- 1つの口座で運用すれば十分ではないのか?
- 初心者でも複数持つメリットってあるの?
ですが、実は初心者から上級者まで複数口座を運用することはメリットしかないと言えます!
気になるその理由をここに記述していこうと思います。
1:FX会社ごとの長所を活かす
FX会社には今まであげたような、選ぶ基準が存在します。
すべての長所を、持ち合わせたFX会社はまずありません。
長所があれば必ず短所もあります。
つまり、
「各FX口座の強みを活かして、明確な役割をもたせることが可能」
ということです。
- 「こっちのFX口座はアプリが使いやすいけど、スワップ利益を狙える通貨ペアを取り扱ってない」
- 「こっちはスプレッドが小さいけど、自動売買が出来ない!」
このようなことはザラにあります。
なので、各々の口座にもたせた役割ごとに
「こっちは自動売買、こっちはスワップで長期的に利益を、こちらは短期でガッツリ」
みたいな運用が可能です。
当然ですが、利益を得るための方法を分散化しておけば、長期的ながらそれだけ安定して稼げる可能性も増えます。
使い分けを意識しながら複数口座を持つことは何よりも賢い選択なのです。
2:分散投資によるリスク分散が可能
複数口座を持つことは、自分の資金を小さく分けて投資することとイコールです。
投資というのは、一点集中で大きな金額を投資するほど、利益が出た時大きな金額が入りますが、代わりに損失が出た時一気にお金を失います。
こうなると立て直しが難しくなります。お金も長い時間かけて貯め直しです。
多額を失うだけならまだマシな方です。
マイナスになることもザラで、その場合
借金した挙げ句の自己破産なんてこともあり得ます。
ですが、分散した投資を行えばすべてを失うほどの損失にはなりません。
分散すればするほど、損失が生まれるリスクも減り、安定した投資につながります。
さらに、口座数分だけ手数が増えるので、そのうちのどこからか利益が出てくる確率が上がります。
堅実に損失を減らしつつ、利益を増やせる構図になるわけです。
何より初心者は
「利益を得るよりも、まずは損失を少なくするのが一番肝心」
それを鑑みれば、FX口座を複数開設しておくことは、何よりも自分を守る策として強力なことが理解できるかと思います。
3:投資スタイルで口座使い分けが可能
口座の使い分けは、先に述べた「長所を活かす」とも密接にリンクしている利点です。
FXの取引スタイルには大きく分けて2つ、短期間の取引で利益を稼いでいく「短期トレード」と
スワップ利益や通貨の長期保有で利益が出た時に売買する「長期トレード」があります。
前述の通り、投資運用はリスクを常に分散するのを念頭に置いて運用をすべきです。
つまり、トレードは長期と短期を計画的に行うほうが確実に損失も防げます。
ですが、1つの口座で長期用と短期用の通貨を併用して持っていると、管理画面を見た時にわかりにくくなり、
「どれが短期用で、どれが長期用の通貨か」
が全く分からなくなります。
また、長期トレードと短期トレードでは運用が全く違うので、口座によって活きてくる強みも違います。
なので、上記の点を踏まえると、長期と短期のトレードを並行して安定投資を行い、その口座を分けることで管理をしやすくするのがオススメです!
何より口座の開設は無料なので、複数の口座を積極的に開設して使い分けてください!