為替の世界を知る!外国為替の仕組みと予想のポイントとは

為替相場が変動する仕組みとは?

FXで取り扱う通貨には為替が存在します。毎日のニュースなどで耳にする「円高」「円安」などがその代表例ですが、なぜ為替は変動するのでしょうか。通貨も売買されるものであるなら、需要と供給が関係してきます。物の売買同様、需要が高まれば価格はあがりますし、逆に供給が膨らめば価格は下がります。

為替が変動する理由には何があるのでしょうか。通貨の流通が為替に影響するのであれば、単純に日本国内に資金が集まれば円高になりますし、逆に国外に通貨が流れれば円安になってしまします。

その大きな理由として、国の景気動向が挙げられます。景気が良くなれば金利も高くなりますし、株価も上がるので、国外から多くのお金が流入してきます。当然日本国内の預金や株式は円で買う必要がありますので、円に対する需要が高まり、円高となるのです。

次に、輸出入の大小も為替に影響を与えます。日本の輸出は車や半導体などの電子部品などが支えていますが、その輸出量が増えれば国内の原料や人員確保のために資金がかかりますので、海外通貨を円に換える必要が出てきて円高に傾きます。逆に輸入が増えると円安になっていく傾向になります。

そして、国のリスクや安定感も為替に影響を与えます。潰れそうな銀行にお金を預けたいと思わないのと同じで、戦争やテロはもっての他ですが、政治や経済が不安定な国よりもきちんと国の情勢が安定している国ほど資金が集まります。

他にも、各国首脳や中央銀行総裁などの発言によっても動きますし、政治的な介入によって変動することもあります。これらが色々複雑に絡む中で、かつ日常で変動しているからこそ為替相場は変動しているのです。つまり国境を越えたお金の動きが為替変動の大きな要因といえます。

為替相場予想のポイントとは

FXにおいて、為替相場の予想は当然必要になりますが、その予想はどうやってやるのでしょうか。前述のとおり、為替が国境を越えたお金の動きであるならば、その国の状況を見て、今後どうなっていくかをある程度想定することができます。こういった経済指標や状況に応じて予想することを「ファンダメンタルズ分析」と言います。

そのファンダメンタルズ分析でチェックすべきポイントですが、主要なものとして、国内総生産(GDP)や雇用統計など、その国の経済に関する統計の「経済指標」や、各国の中央銀行が発表する「金融政策」などがあります。また、中央銀行の総裁や首脳などの「要人発言」なども注目しましょう。毎日ニュースをつぶさにチェックして、経済に関わる大きな動きなどがないかを確認することで為替相場の変動が見えてきます。

また、過去の為替相場の傾向や流れから、将来の為替変動を予想する方法もあります。こちらは「テクニカル分析」と言われ、チャートなどをもとに投資家達の心理状況を見ながら今後の値動きを予測する方法です。このテクニカル分析には、相場のトレンドに沿って予想する「順張り」と、その反転を狙う「逆張り」があり、値動きの方向性や相場の強弱を推しはかって予測を進めていきます。

このテクニカル分析には、「移動平均線」や「一目均衡表」、「ポリジャーバンド」などのトレンド系の指標や、「RSI」、「MACD」、「ストキャスティクス」などのオシレーター系の指標があり、このテクニカル指標を活用しながら、相場の状況や売買シグナルをチェックしていきます。このテクニカル分析は、短期的な予測から中長期に対しての予測まで幅広くカバーしているのが特徴です。

為替ヘッジとは?

上記のとおり、為替は変動しますのでその変動によってリスクも生じます。そこでそのリスクを回避するために「為替ヘッジ」を行い、資産を守るアプローチを行う必要が出てきます。ここからは、その為替ヘッジの方法として何があるかを説明します。

比較的やりやすい為替ヘッジに、直接ヘッジがあります。これは両建てという手法で、購入している通貨を、買いポジションとは反対の売りポジションを取ることで、為替の変動リスクを吸収してしまう方法です。ただこの両建ては推奨されていない売買なので、FX会社によっては利用できないこともあります。

また、複数通貨によって為替ヘッジを行う方法もあります。これはアメリカドルとユーロ、イギリスポンドとアメリカドルなど、正の相関関係にある通貨ペアを選んで、それぞれで逆のポジションを取る方法です。ただ正の相関関係があるとはいえ、全く同じ動きをするわけではないので、どちらかが大きな値動きをした際には、損失も大きくなる可能性があるので、注意が必要です。

人気のある為替ヘッジの方法で「為替オプション」の活用があります。これは定められた期限まで、一点の価格で通貨ペアを取引する権利を持つことで、為替の大幅な値動きが想定される時に、最大損失額を事前に確定することができます。これは予想とは反対の相場になったとしても、購入時に支払ったプレミアム以上の損失はでないので、リスク管理が容易になります。


他にも為替ヘッジの方法はありますが、一般的に為替ヘッジのそれぞれの手法自体が非常に複雑であったり、テクニカルな内容となっていますので、こういった為替ヘッジを行う際には、その内容の把握はもちろん、メリットデメリットをきっちり認識して活用しましょう。

まとめ

以上、為替相場が変動する理由から、予測のポイント、為替ヘッジについてご説明しました。為替は経済動向などによって変動しますので、必ずしも予想通りには動かないものです。その内容と対策をきっちり把握して、FXの取引を進めてくださいね。