これからFXを始める方必見! FXの注文方法と種類をわかりやすく解説!

FXの取引では、多彩な注文方法を選べるようになっています。それぞれの特徴やメリットを理解して活用すれば、エントリーから利益の確定、損切りの対応まで手間要らずで進めることが可能です。

FXの取引における基本の注文方法は、成行・指値・逆指値の3つ

FXの取引における基本的な注文方法として、成行と指値、逆指値が挙げられます。成行は取引の成立を最優先させたい場合に用いるもので、希望の通貨ペアを選んで「Ask(買)」と「Bid(売)」のいずれかを指定し、注文数量を決めて発注すれば取引が成立します。

すぐさま取引が成立することから、成行注文はクイックオーダーとも呼ばれています。ただし、その際に「Ask(買)」もしくは「Bid(売)」に表示されていたレートで約定するとは限りません。成行では希望の取引価格を指定しないので、相場の変動次第で約定時のレートが異なってきます。

対照的に希望の取引価格を指定するのが指値で、「○○円以下になったら買う」もしくは「○○円以上になったら売る」と指図できます。為替レートが指定した金額に達したら希望通りの取引が可能となる反面、達しなかった場合は取引が成立しません。

逆指値はその名称から想像できるように、指値とは逆パターンの指定を行う注文方法です。「○○円以下になったら売る」もしくは「○○円以上になったら買う」と指定できます。

逆指値は損切り(損失の拡大を防ぐ見切り決済)の注文を入れるのに便利で、たとえば相場が上昇すると見込んで買いのポジションを建てた際に、「○○円以下になったら売る」という逆指値を入れておきます。見込み違いで相場が下落した場合には、逆指値で指定した水準でポジションが決済され、損失の拡大を食い止められます。

FXの取引では、複数の注文方法を組み合わせたオーダーも可能!

FXの取引では、複数の注文方法を組み合わせたオーダーも可能で、さほど難しい仕組みではないので、初心者でもすぐに活用できます。その一例がOCO(オーシーオー)注文と呼ばれるものです。

OCOはOne Cancels the Otherの略で、内容が異なる2つの注文を一度に出し、いずれかの取引が成立すると自動的にもう一方が自動的にキャンセルされるという仕組みになっています。すでに建てているポジションに対し、利益確定(指値)と損切り(逆指値)の注文を入れておく際に便利で、予想通りに相場が動けば指値が約定する一方、読みが外れた場合は逆指値が約定して損失の拡大を抑えられます。

また、成行注文とOCO注文を組み合わせたクイック+OCO注文というものを選択できるFX会社や証券会社もあります。成行で新規の注文を入れ、OCO注文でその利益確定と損切りを行うという流れです。

IFD(イフダン)注文のIFDは“If done”の略で、新たにポジションを建てる際に、決済の注文も同時に入れられます。もしも希望の指値で買い(もしくは売り)の注文が成立したら、希望の指値に達したタイミングで売る(もしくは買い戻す)と指定できるわけです。2つ目の注文は、1つ目の注文が約定した時点で自動的に有効となります。

IFO(イフダン・オーシーオー)注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせたもので、新規注文とその利益確定、損切りの注文を一括で行うことが可能です。もしも希望の指値で買い(もしくは売り)の注文が成立したら、希望の指値に達したタイミングで利益を確定させる一方、予想に反して相場が逆指値の水準に達した場合は損切りを行うという注文を入れられます。

新規の注文が約定すると、利益確定のための指値と、損切りのための逆指値が自動的に有効となります。その後、指値と逆指値のどちらかが約定すると、もう片方はキャンセルされます。一度の注文ですべてを指図できるので、ずっと相場を見ていられないという人にオススメの注文方法だと言えるでしょう。

トレール注文も、やはり忙しい人にオススメの注文方法です。トレール注文とは、逆指値に値幅の指定機能を加えたもので、高値(安値)を更新する度に損切りのレートも自動的に変更されるので、ずっとチャートを凝視していなくても相場の流れに応じて撤退水準を見直しつつ、急な反転にも対応できます。

リバース注文(途転注文)とは、同一の通貨ペアにおいて買いポジションを売りポジションへ(もしくは売りポジションを買いポジションへ)、一度で転換できる注文方法です。相場の反転に瞬時に対応でき、上手くいけば上昇トレンドと下落トレンドの両方で利益を獲得することが可能で、機敏な対応が求められるデイトレードでも重宝します。

FXの取引における買い方・売り方についてわかりやすく解説

さて、ここまではFXの取引で利用できる多様な注文方法について紹介してきました。もっと基本的なところから知りたいという初心者のために、FXの取引における注文の出し方(買い方・売り方)について説明しておきましょう。

FXでは、新規の注文を出すところから取引がスタートします。通貨ペアを選んで買いと売りのどちらからを指定し、希望の取引数量を決めて発注ボタンをクリック(もしくはタップ)し、無事に約定すれば新規のポジションを建てられます。

新たに買いの注文が成立した場合は「買いのポジションを建てる」、売りの注文が成立した場合は「売りのポジションを建てる」と表現します。そして、その取引を完結させるには、買いのポジションなら売り、売りのポジションなら買いの注文を入れ、取引が成立すれば決済が行われます。

先に述べたIFO注文などを活用すれば、新規注文から決済(利益確定と損切り)まで一括で指示できるので、ほとんど自動売買で取引を進められます。また、FX会社や証券会社によっては、投資家自身が細かく指示を出さなくてもプログラミングに基づいて取引が行われていく自動売買ツールも提供しています。

FXの取引で注文を入れる際の注意点とは?

FXの取引で注文を入れる際に、最も気をつけるべきは「誤発注」です。買いと売りの選択が逆になっていたり、取引数量の入力や利益確定・損切りの設定を間違えたりといった具合に、様々な発注ミスが考えられますので、最後にきちんと確認したうえで発注するようにしましょう。

また、逆指値などでは相場が急激に動いた場合などにスリッページと呼ばれる現象が発生することがあります。スリッページとは、自分が注文したレートと実際に約定したレートにズレが生じることです。

レートが指定した水準から滑ってしまう(スリップする)ことから、このように呼ばれています。極端なスリッページを避けたいなら、注文時に価格変動の許容限度幅を狭く設定しておくといいでしょう。

まとめ

FXの取引ではバラエティに富んだ注文方法を自在に選択でき、新規の注文を出す際に利益確定や損切りまで一括で指示できます。これなら、ずっと相場を見ていなくても大丈夫ですし、ニューヨーク市場がオープンしている日本時間の深夜における取引もあらかじめセットしておくことも可能です。

ただし、どんなに便利でも発注ミスは起こりうるので、一分一秒を惜しむ短期売買であっても焦りは禁物です。発注ボタンを押す前に、必ず確認することを習慣にしましょう。