FX取引の基本情報~計算方法について解説!

FXの利益計算方法

FXで取引を進めていく上で収支の計算は当然ながら重要ですが、その計算方法についてご紹介します。一度覚えてしまえば簡単ですが、単純に通常使っている為替単位の計算ではないので少々複雑です。

基本的にFXの利益計算は、『決済時のレート×取引通貨数-建玉時のレート×取引通貨数』で計算しますが、実際には多くのFX会社がロット(取引数量)を定めていますので、この計算式が『決済時のレート×保有ロット数×通貨単位-建玉時のレート×保有ロット数×通貨単位』で計算することになります。

ここで考えなければいけないのが「補助通貨」の部分です。初心者向けのガイドブックなどでは分かりやすくキリのいい数字を使って例示されていることが多いのですが、実際の取引には補助通貨も付いてきます。補助通貨は、円であれば「銭」、ドルであれば「セント」、ポンドの場合は「ペニー」などです。FX取引は円(ドル)単位の値動きはそうありません。よほど大きな出来事などが無ければ、補助通貨単位の値動きがメインになります。

FXの取引では、この補助通貨を分かりやすくするために「pips」という単位を用いています。たとえば、クロス円(円以外の通貨と円の組み合わせ)の場合の1pipsは1銭になり、ドルストレート(米ドル以外の通貨と米ドルの組み合わせ)の場合の1pipsは0.01セントになります。

ここで注意が必要なのがドルストレートの場合です。クロス円であれば、単純にpipsを100倍すれば1円になるので、計算は比較的簡単ですが、ドルストーレートの場合、小数点2位まで下がりますので計算が若干複雑になるのでご注意くださいね。分かりやすい方法は、いったん100倍して割り戻すと、クロス円の感覚で計算できるのでオススメです。

クロス円通貨ペア(円×外貨)、外貨同士(外貨×外貨)の取引コストの計算方法

FXには通貨の為替差だけでなく、取引コストもかかります。FXの取引コストには、「取引手数料」と「スプレッド」の2つがかかりますが、現在のネット系のFXでは取引手数料はほとんどの場合無料なので、スプレッドに注目する必要があります。

スプレッドは、売値(ask)と買値(bid)の価格の差になり、たとえば、外貨交換をする時に買う時の価格と、売る時の価格が違うのを目にしたことがあると思います。FXもそれと同じで、この価格差を外貨交換手数料としてこの価格差を設定しています。

このスプレッドは取引の度に発生するので、売買回数が増えるとこの手数料が増えていきます。スプレッドは通常、0.5銭や1銭などで固定されていて、その額面だけ見ると問題がない大したことないように思えますが、FXの取引にはレバレッジが効いていて手持ちの金額以上の取引が発生しています。また、取引には通貨のロットが設定されていますので、たとえば、仮にロットが10,000通貨でスプレッドが1銭だとしたら、1回の取引で10,000×1×0.01=100円、これを10回繰り返すと1,000円のコストがかかります。短期売買だと取引の回数も増えるので、出来るだけスプレッドの低いFX会社を選ぶことが重要です。

ちなみに往復の取引をした場合の手数料の計算式は、『取引手数料(片道)×2+買値(bid)-売値(ask)』になります。

レバレッジの計算方法

レバレッジは、FX取引のいわばメリットでもあり、恐い部分でもありますが、その大きさは、手持ち資金でどれだけの資金運用が出来るかにつながります。基本的に取引金額に対する投資資金の倍率で、たとえば、1ドルが100円の場合、10万円の投資資金で運用する通貨量が10,000ドル(日本円換算で10,000ドル×100円=100万円)だとレバレッジは10倍になり、同じく1ドル100円で4万円の投資資金で運用する場合は、レバレッジは25倍となります。

計算式にすると、『通貨ペアのレート×取引数量÷投資資金』になります。ちなみにこのレバレッジですが、レートが変われば変動しますので注意が必要です。

また、国内のFX会社で定められている最大レバレッジは25倍ですので、それを超えてしまうと強制決済されてしまいます。そうならないために、常に実効レバレッジを確認しながら運用しましょう。実効レバレッジの計算式は、『通貨ペアのレート÷口座資金(必要証拠金+余剰金)』で計算できます。

まとめ

基本的にレバレッジを効かせて、少ない資金で大きな取引ができることがメリットのFXですが、常に自身の証拠金や取引状況を確認しないと大ケガをしてしまう可能性が出てきます。しっかり計算方法を頭に入れて円滑な取引を進めましょう。